塗り壁はいい
2023年2月24日(金)
内装の仕上材はいろいろあるが一般的には何も選ばなければビニールクロス一択であろう。
建築主は色や柄を決めることに夢中になり本質を見失ってはいないだろうか。
これは進める建築会社にも問題があると思う。
今回【川辺に建つ、人が集う家】では初めて天井・壁共に塗り壁を採用した。
中霧島壁ライトというシラスを使った自然素材の塗り壁である。
白い壁でもクロスとは違い陰影とコテ波の模様が優しく壁を演出してくれる。
クロスのデメリットは10年もするとどこかしら剥がれや汚れが目立ち始め、
張替えを余儀なくされる。
壁にビニールクロスを張って問題がないのか考えたら家へのデメリットは明白である。
塗り壁は少なくとも調湿、消臭効果の効果があり、壁内と室内の調湿を促してくれる。
最大のデメリットはクラックに対して補修が必要といったところだろうか。
今回改めて出来上がった仕上がりや雰囲気を考えると長いメンテナンス性や効果もある
塗り壁一択なのではないだろうか。
予算次第ではあるが、住み手のことを考えると初めに提案したいものである。