こども部屋を考察、その3
2022年1月25日(火)
こども部屋は家を作るクライアントにとっても、設計士にとっても答えは出ない究極の問題のひとつ。
前回に引き続き、今回もアークプラスの実例もとに子供部屋を考察したい。
三つ目は、『1室を2つに分ける。』
2018年に竣工したおうちでは男の子1人女の子1人の2人兄妹のモデルケース。
ケース①プレカット式2段ベットで部屋を間仕切る。
将来的には客室としても使えるように7.5畳相当の部屋を2段ベットで2分割。
上下のベットで空間分けされているのでプライバシーは確保しつつ、空間を最大限に活かした間取りとした。
間仕切りは少しでも空間の活用と防音も兼ねて飾り棚としている。
将来的には解体して1室として使用予定。
もうひとつは、
ケース②2022年竣工。女の子2人、男の子1人の3人兄弟のモデルケース。
3つの可動できる箱を互い違いにして間仕切りとして使用する。
勾配天井上部をロフトとして使用し衣替えや思い出の大切な保管場所として使う。
女の子と男の子をしっかり分け、一見すると2部屋に見える。
将来的には可動棚を動かし間仕切りを変更し、寝室をスイッチできる間取り構成としている。
どちらのケースも親のこども部屋に対する熱意があるご希望でしたので
将来性を見据えた空間設計としてあります。
3回に渡ってこども部屋の考察してきましたが、
アークプラスの家では極力こども部屋は将来の使用方法までしっかり考慮した配置、造り方をご提案してます。
ただ、こども部屋を作り倉庫になる計画は設計士の責任です。
クライアントにとって暮らしに寄り添えるアークプラスでありたいと再確認しました。