防蟻処理のはなし

2021年7月27日(火)

・・・と、建て方に行く前に家づくりで大切な防蟻処理のはなしをしておこうと思います。

『防蟻処理ってなに?シロアリ??』

『どんな種類があってなにがいいの?』

『ちなみに、お宅の防蟻処理はなにですか?』

こんな話を振られてまともに答えられる施主さん(家を建てた方、またはこれから建てる方)は一握りでしょう。

家づくりをするプロは知ってて当然。

でも今現在会社で取り扱っているものしか理解していないというセミプロも多いのも事実。

 

アークプラスでは3種類の防蟻処理のメリットデメリットを説明した上で、

お施主さんにお選びいただいております。

 

今回の物件ではホウ酸防腐防蟻処理【ボロンdeガード】という商品を採用しています。

土台(木の部分)が薄っすら白いものがついているのがお判りでしょうか。

これがホウ酸が結晶化したものです。

 

ホウ酸=ホウ酸団子?どういうことかな?木が濡れたらだめ?!

この商品をおすすめするまでに約2年くらい悩みました。

いろんな研修や勉強会に参加させていただいて自分の中で結論を出し決めました。

このように現場で木材1本1本にホウ酸を塗布し、結晶化すれば完成といったとこです。

健康に対する被害も薬剤散布に比べたら天と地くらいの差がありそうです。

ホウ酸屋さんの格好から見ても軽装で完全防備というわけではないです。

 

最大のデメリットは15年保証が最長だということ。

選択して今後は施主さん自身で管理していかないといけない。

ですが、最大のメリットは木が濡れなければ効果は発揮し続けるということ。

半永久ではないですが、木の保護剤として世界的有名な最高峰バイオリンのストラディバリウスにも

塗布されているとかいないとか。

今現在、自分が家を建てるならこれ採用しますね!!

ご参考までに。