造作という考え方

2021年2月11日(木)

最近の住宅は既製品が増え、新建材に頼る建築スタイルになりつつある。

アークプラスでは、出来るだけ既製品に頼らず『造作』で家づくりを目指しています。

 

ここで言う『造作』とは、一軒一軒その間取りに合った職人さんによって手作りのものです。

大工さんと建具屋さんによる造作家具や建具。

 

住み手に合わせた細かい空間づくりにより、

持ち物や使い勝手を極限まで引き出した高さや収納の広さを確保し、

持ち込み家具にありがちな家の隙間や無駄を無くします。

虫が置き家具の裏に逃げ込んだり、埃が溜まるスペースをなくします。

また、本物の木を使うことで経年変化が楽しめ、使えば使うほどアジがでます。

 

手が触れる場所は桜の木でアクセント。

赤黒い高級感がある仕上がりに変化していきます。

 

最近よく既製品の家具や建具では【木目調】というのをよく見ます。

木ではなく、木の模様をプリントした製品。

色が変わることなく、剥がれるのを待つだけなんて味気ない。。。

 

造作って高いでしょ?!と思われるかもしれませんが、考えてみてください。

家具の買い替えが要らず、余計な掃除や虫の恐怖を考えると

家に雰囲気も合わせた造作家具のコストパフォーマンスは高いと思います。

勿論、木でつくる家具ですからメンテナンスという手間はありますが、

それも住む家を育てていくという楽しみではないでしょうか。