土地選びとプランニング
2021年3月12日(金)
プランニング依頼により新たな平屋のご提案。
変形地であり、北側に開けた北面下がりの土地。
規格住宅ではない、一般的にプランニングをする方なら理解できるであろうちょっと難関な台形地。
これから土地をお探しの方のためにアドバイスさせていただきますと
①土地は東西に長く計画できる土地が良い。
②隣地・道路ともに高低差が少ない土地が良い。
③建物があまり隣接していない土地が良い。
だいたいこのくらいはみなさん知識としてなんとなくわかるかと思います。
プランニングにはもっとマニアックなプロ視点で見る要点がいくつかありますが、
今回計画させていただいた土地はこの条件を持ち合わせていない土地です。
こんな話すると施主さんにおいおいと突っ込まれそうですがそれも事実として
土地決定をしていただいてます。
今回はアークプラスで土地探しから一緒にさせていただけた案件なので
主に土地のデメリットからそれを打破できるメリットまで説明させていただきました。
お施主さんへのメリットは、
①別途土地にかかる費用を把握した上で土地決定ができる。
②土地のデメリットをしっかり要望に照らし合わせることができる。
③資金計画で各々掛けられる費用を確認できるので予算オーバーにならない。
そんなこんなを踏まえて要望・土地環境・将来性を考慮してできた家がこちら。
基本的に北側を有効に使えるL字型の平面に軒高を最小限まで落とした FLAT HOUSE
南側隣地からの見下ろしを考慮し、南側にあまり開かず、
ここ数十年は変わりえない北側の緑を借景として取り込めるプランとした。
実際に建つのが楽しみですね。