保育園プランニング

2020年3月25日(水)

年始からコンスタントにお仕事をいただけて、なかなかの忙しさで仕事しているアークプラスです。

今回の依頼は小規模保育園の設計!!

久々に変わった設計だったのでわくわくしながらプランニングしました。

少子化と言われながら共働きが増えた為か、市街地ではまだまだ待機児童がいるみたいで

最近増え始めた小規模保育園。

0歳~2歳児限定型で定員を少なくした小さな規模の保育園です。

そして今回のプランがコチラ!

 

the  屋根 ですね笑

中はプライバシーやセキュリティー上お見せできませんが、、、すみません。

 

タイトルは【NOBI  HUG  LITTLE  GARDEN】。

のびのび育む小さな庭でこどもたちの成長を。

とサブタイトルまで勝手ながら決めさせてもらいました。

お施主さんにはコンセプトまで考えられたこのプランを非常に気にいっていただきました。

 

 

今回のプランニングはこども達も働くスタッフもシンプルで使いやすいをコンセプトに

のびのび過ごせる空間を重視しました。

というのも、近隣に抜け(景色のいい方向)がなく、周りは遊技場の駐車場という悪条件。

不特定多数のストレス満点な大人達が出入りするので周りからの視線を完全シャットアウト。

かつ、室内からの視線の抜けを確保しつつ、光が降り注ぐあったかい空間を意識して設計しました。

敷地・広さ・予算に制限があったため、建築で出来る最低限のデザインと光・空気の流れをデザイン。

駐車場からの視線を遮る壁!

屋根のガルバリウム鋼板 縦ハゼ葺をそのまま外壁に繋げた軒なし(水下のみ)プランになっています。

光を十分に取り込める大きな窓はコの字型にして隣地境界線から出来るだけ離しています。

 

意外に?!がっつり子育て参加してる私ですが、ちょうど家には6か月と2歳児がいたので

とても参考になりました笑

保育園の仕組みも送り迎えの成果でほぼほぼ理解してます。

導線を限りなく単純に、プラン上でこどもの弊害になるものをなくし、

バリアフリーにも配慮しながらあえて段差をつくり

こども達が座って遊んだり、ジャンプしても危なくない高さ設定にしてます。

敷地が狭いため、敷地いっぱいに計画してますが、小さな園庭も確保してます。

予算があったら間違いなくロの字型にして中庭を取った方が保育環境としては良かったのかもしれません。

ですが、それぞれお施主さんには予算があるので、敷地・予算・使い手(住み手)に合わせた最善のプランをご提案するのが設計士の仕事だと考えます。

これからも、アークプラスに出来る最善の仕事をしていきたいと思いました。

完成が楽しみなアークプラスがプランニングする小規模保育園でした。