仕上は塗り壁

2022年12月01日(木)

塗る壁と言っても最近では漆喰やれ、珪藻土やれ、関連塗りものが多い。

今回使うのはシラスから出来た中霧島壁ライトの全面仕上なのである。

通常は自然素材の壁紙がメインではあるが、アークプラスの家ではビニールクロスは絶対に使わない。

理由は簡単、呼吸しないから家へ影響を考えると、透湿、調湿は構造の木材から断熱、

仕上まで一体として考えているからである。

 

過去の物件で壁を中霧島壁ライトで仕上げた【大きなダイニングを囲む畳リビングのある家】

今回の【川辺に建つ人が集まる平屋】は地域が中霧島というところにあり、

そして中霧島を製造販売する高千穂シラスの工場から200mという近さに立地するため、

これぞ地産地消と思い、お施主さんにおすすめしたお宅である。

自然素材の中霧島壁は、一息で仕上げていかないと色の変化があるため、

3人のベテラン左官さんが一気に塗り仕上げていく。

大きく3工程、下塗り、上塗り、仕上をそれぞれが阿吽の呼吸で進める姿は圧巻。

久々だったので一時見入ってしまいました。

仕上がりがとても楽しみ。

天井はコテ波仕上、壁は刷毛引き仕上。

天窓もいい感じに仕上がりそうです。